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作業用シューズとインナー手袋を変えてみました。

[掲載日]2024.07.24

弊社は食品加工工場ではありませんが、食品と直に接触する串やアイスクリームスティックを製造しているということから、食品加工工場と同レベルの衛生管理を行っています。そのため、工場内の作業スタッフは規定の食品衛生白衣とシューズを使用しております。

運動量が多いため、白衣は高温作業向けの通気性が良い素材で、異物混入を徹底的にガードする袖口・インナー仕様であるなど、衛生着は厳しく選定しています。ですが、シューズに関しては食品衛生に準ずる…ということで「コックシューズ厨房用」を使用してもらっていました。
異物混入を防ぎ、埃の溜まりにくい、ヒモがないスリッポンタイプのシューズです。
靴底は滑りにくく、水や油に強いのですが、インソールのクッション性が低く硬いため、足底にフィットせず、とても動きづらい印象です。

繁忙期に取締役が工場内の作業スタッフの一員として加わり、丸1日作業したことで気づいた結果です。

軽くて脱ぎ履きがしやすく、柔軟で弾力性があり、ソールの厚みがあるタイプのシューズを選定し、これまで支給されたコックシューズで何年も頑張ってくれていた作業スタッフに試し履きで1日作業を行ってもらったところ「すごく良い!全然違う!」とたった1日で違いを実感するほど差異があったようです。
早速、新しく選定したシューズの導入を決めました。
作業スタッフの足の疲れと、腰痛の軽減につながればいいなと期待しております!

それから、作業には「ニトリスト・タフ」という使い切りのゴム手袋を使用しています。
こちらも食品加工作業に使用される破れにくいタイプのゴム手袋です。
弊社の場合、作業中の運動量が多いため、エアコンの中で涼しい白衣を着ていても夏場はどうしても汗をかきます。
ゴム手袋のなかは汗だくで、1度外したら手が乾かないと付けるのに時間がかかる…ということで、インナー手袋を使用してもらっていました。
しかし、このインナー手袋が分厚いために指の曲げ伸ばしに少々支障があり、とても扱いにくく、初心者は余計に作業性が落てしまいます!

こちらも取締役が丸1日作業して気づいたポイントでした。

作業スタッフと取締役で一緒に選定し、いろいろ試した結果、薄手のキュプラが主原料のものを採用することに決定しました。
こちらが大好評♪
従来のコットン製より、キュプラのほうが滑らかではめやすく、薄くて指を動かすことに支障もないため、吸湿性があるように感じます。
また、爪先の保護のためにコットンの指サックをゴム手袋の中に付けることにより、爪への負担が軽減され、爪が割れるという問題の解消にもつながりました。

経験者は当たり前だと思って疑問も持たずに使用していたものが、未経験の人からすれば疑問だった?
製品や作業に関しては日々様々なことに気が付き、改善してくれる作業スタッフたちなので、自身の着衣やシューズに関しては、なかなか言い出せない部分があったのではないかと考えさせられました。
作業スタッフとは、当たり前のことを当たり前に継続する必要がある仕事と、「当たり前」に疑問を持ちもう一度考えてみることも必要ではないか…ということについても話し合うきっかけになりました。
これを機に、作業スタッフからの意見や感想がドンドン出ると嬉しいです。

取締役が現場作業に入り、作業スタッフと一緒に意見を交わせる場を持ったことで、社員の仕事のしやすさや健康維持につながったことは、小さな会社だからできることではあります。ですが、このような気付きを今後も大切にしていきたいです。

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